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ガチョウと黄金の卵 とは言っても、仕事・家庭である一定の役割を果たさなければならないとお思いの方が少なくないと思います。では長期的にそれぞれの立場で、有益な結果を出し続けるにはどうしたらいいのでしょうか? ヒントは、以下の寓話の中にあります。 「ガチョウと黄金の卵」〜イソップ物語〜 ある貧しい農夫が、飼っていたガチョウの巣の中にキラキラと輝く黄金の卵を発見しました。最初は誰かのいたずらだろうと思って捨てようとしましたが、考え直し、念のため市場まで持っていくことにしました。すると、なんと卵は純金だったのです。 農夫はこの幸福が信じられませんでした。その晩農夫は幸せの中、床につきました。 翌朝、いつものようにガチョウの世話をしに行くと、何とまた黄金の卵があるではありませんか。来る日も来る日も、農夫は目を覚ますや否や、ガチョウの巣に走っていき、新しい黄金の卵を手に入れたたのです。 やがて、農夫は大金持ちになりました。ところが、富が増すにつれ欲が出て、せっかちになってしまいました。1日1個の黄金の卵では満足できなくなってしまったのです。ある日、翌日出てくるであろう、金の卵を待ち切れず、ついにガチョウを殺し、腹の中の卵を全部一気に手に入れようと決めました。そして、いざガチョウの腹を開けてみると中は空っぽでした。 黄金の卵はもちろんなく、そのうえ黄金の卵を手に入れる手段さえも、農夫は失くしてしまいました。黄金の卵を生み出してくれるガチョウを殺してしまったのです。 この寓話からは、長期的に良い結果を享受し続けるには、2つの側面に注意を払わなければならないことが分かります。 |